単に粘膜の隆起性病変の総称であり、組織学的な性格を意味するものではない。 ゆえにその原因は炎症から腫瘍まで様々である。ただし癌はポリープに含めな い。
大腸ポリープの大部分を占め、癌化の危険を伴う。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの潰瘍辺縁に見られる偽性ポリープ。
細胞異型を欠く上皮が限局性に過形成をしたもの。
腫瘍の発生母地となるポリポーシス。
大腸全域に腫瘍性ポリープが多発する(100個以上)遺伝性疾患。
ポリープの主体が過誤腫であるもの。
腸粘膜の炎症性病変の治癒過程で生じた粘膜の過剰再生。
大腸全域に腫瘍性ポリープが多発する(100個以上)常染色体優性遺伝病。 遺伝性で腫瘍性であり、必ず癌化する傾向を持つ。
APC遺伝子に変異を生じた細胞が表層に移動して増殖することで腺腫を形成すると考えられている。
家族性ポリポーシスに脳神経系腫瘍を合併したもの。
家族性ポリポーシスに軟部組織腫瘍を合併したもの。
遺伝性多発性軟骨性外骨腫にS状結腸ポリープを合併したものであるが、独立した症候群とするか否かは議論がわ かれる。
無数のポリープが形成されるためポリープ切除は不可能であり、必ず癌化するため大腸全摘術を行なう。
全結腸切除・直腸粘膜切除・回腸肛門吻合を行なう。 術後の一定期間を人工肛門で排便させるが、人工肛門は後に撤去する。
家族性ポリポーシスに軟部組織腫瘍(骨腫、軟部腫瘍)を合併したもの。 大腸ポリポーシスは10代から20代に好発する。
APC遺伝子に異常が報告されている。
家族性ポリポーシスに骨腫または軟部腫瘍のいずれか一方のみを合併するもの。
非腫瘍性遺伝性の過誤腫性ポリポーシス。 過誤腫性ポリープが食道を除く全消化管に発生する常染色体優性遺伝病。
消化管全体にわたって過誤腫 hamartoma のポリープが分布する
口腔や手足の皮膚に色素が沈着する
4ー5歳に多い。
細胞異型を欠く上皮が過形成をしたもので、上皮の鋸歯状増殖を特徴とする 非腫瘍性ポリポーシス。
腸粘膜の炎症性病変の治癒過程で生じた粘膜の過剰再生。
炎症性ポリポーシスにタンパク漏出症や脱毛・皮膚の色素沈着を合併する非遺伝性の消化管ポリポーシス。
→低タンパク症や電解質異常をきたす