錐体路の上位運動ニューロンが障害されたために下位運動ニューロンに対する抑制が解けて、正常では見 られない反射が出現する。
錐体路の上位運動ニューロンが障害されると下位運動ニューロンに対する抑制が解けて、深部腱反射が出現する。
上腕二頭筋の腱を叩打したときに正常では二頭筋が屈曲する反射。C5神経根に反射中枢がある。
上腕左頭筋の腱を叩打したときに三頭筋が伸展する反射。正常では伸展する。C7神経根に反射中枢がある。
橈骨下端において茎状突起を叩打したときに前腕が屈曲する反射。正常では前腕の屈曲。 C6神経根に反射中枢がある。
C4に中枢がある。
正常では底屈する。S1に中枢がある。
錐体路の上位運動ニューロンが障害されると下位運動ニューロンに対する抑制が解けて、正常では見られない反射が 出現する。
陽性では拇指が背屈し、他の4指は fanning sign を呈する。 錐体路障害のもっとも信頼できる所見。ただし本反射が陰性だからといって錐体路障害を否定できない点に注意。
被検者の足背をつかみこれを衝動的に背屈させて、その位置に保持する。陽性ならば間代性の背屈運動を繰り返す。
下肢を伸展させ、膝蓋骨上部をつかんでこれを衝動的に下方に動かす。陽性ならば膝蓋骨が上下運動を繰り返す。
虹彩には輪状筋(瞳孔括約筋)と放射状筋(瞳孔散大筋)があり、前者が収縮すると瞳孔が縮小し、後者が収 縮すると瞳孔は拡大する。
角膜反射は第V脳神経(三叉神経)の求心性ニューロンに発し、反射の中枢である橋を介して、第VII 脳神経(顔面神経)の遠心性ニューロンに至る回路。
瞳孔に光を照射すると、照射された側のみならず他眼の瞳孔までも縮小する反射をいう。
同側の視蓋前域から伸びる経路と 後交連で対側にまわる経路がある。短毛様体神経を介して 瞳孔収縮筋へ分布する。
毛様体神経節を介して短毛様体神経となり、瞳孔括約筋に分布する。
いったん、脊髄まで下行したあと 上頸神経節を介して交感神経として短毛様体神経に加わる。
問題:「左側の眼球にはいる光の強さが変化しても、右側の眼球にはいる光の強さが変化しても、どちらの場合にも、左側の眼球では縮瞳も散瞳も見られない」。この症例では、障害部位はどこにあると考えられるか。
瞳孔反射とは光刺激によって瞳孔が縮小する反射であり、視神経が求心路を担う。このさい左右の視神経は 視交叉において線維の交差を行ない、さらに後交連においても対側に線維を伸ばす。 このため瞳孔反射では、照射された側のみならず他眼の瞳孔までも縮小する対光反射を生じる。 したがって、問題文の表現はいささか曖昧だが、本症例では左側のみに瞳孔反射障害が見られると解すると、 これは視神経経路の障害に起因するものではあり得ない。
一方で遠心路は動眼神経がこれを担い、動眼神経核から伸び赤核を経て同側の虹彩に分布する。 このためこの遠心路が障害を受ければ同側の虹彩において瞳孔反射障害が生じることになる。
したがって本症例の障害部位は、左側の動眼神経核から左側眼球の瞳孔筋にいたる瞳孔反射の遠心路に存在する。 (この解答例は不充分)