
中硬膜動脈・静脈洞を横切る骨折は急性硬膜外血腫を発生させる危険がある。 複雑骨折の場合は感染の危険があるため、緊急に汚染した骨片を除去するなどの処置が必要となる。
小児の頭蓋骨は弾性があるので、線状骨折よりも陥没骨折を生じやすい。
髄液耳漏・眼周囲の皮下出血 black eye・耳介後部の皮下出血斑 Battle's sign を伴うことが多い。
この場合はさらに髄膜炎を合併する危険がある。
頭蓋底は脳神経や血管の通路として重要であるから、頭蓋底の骨折は脳神経障害や血管損傷を招きやすい。
頭蓋底骨折の大部分を占める。 錐体骨内を顔面神経および聴神経が通過しているので、錐体骨の横骨折では顔面神経麻痺や感音難聴 を生じる。
中頭蓋底の骨折によって耳道と頭蓋内が交通して髄液が耳道に漏出する。 顔面神経麻痺を合併しやすい。
前頭蓋底の骨折によって副鼻腔と頭蓋内が交通して髄液が鼻道に漏出する。 篩骨洞に漏出しやすい。
中頭蓋底骨折を示唆する。
視神経管の障害による。
気脳症を呈する。副鼻腔に液面形成をみる。
髄液漏と脳血管損傷に対する治療が目的となる。