持続的な高血圧状態下において血管の中膜が壊死し、血管壁が肥厚して管腔が狭窄を生じる。 血管壁の障害により血管透過性も亢進する。
| 高血圧性所見 | 細動脈硬化性所見 | |
| I度 | 第2分岐以下に細動脈のびまん性狭小化 | 細動脈壁反射の軽度亢進 |
| II度 | 著明な細動脈の狭小化と攣縮を伴う口径不同 | 上記の所見が著明 |
| III度 | 網膜出血 | 銅線動脈色調と高度な動静脈交叉現象 |
| IV度 | 乳頭浮腫 | 銀線動脈 |
血管透過性の亢進に起因する。
網膜動脈の狭窄化によって虚血性変化を生じる。
血管透過性の亢進によって血管内のリポタンパクが漏出する。
血管閉塞による視神経の萎縮。
眼底の毛細血管における細小動脈症の結果、血管の閉塞や網膜の浮腫・出血などの変化によって硝子体への出血を来 たし、やがて失明に至る。 特に妊娠期に急速に増悪する。
眼底に小血管瘤 microaneurysm ・出血斑が見られる。血管透過性の亢進により網膜に浮腫を生じる。 特に毛細血管の小血管瘤は糖尿病性網膜症に特異的な所見である。
増殖性変化では新生血管の増殖が見られる.網膜内または網膜上に大出血を起こし,この硝子体出血は視力の著し い低下をもたらす。 増殖性変化は不可逆性であるので,その前に網膜症の進行を止める必要がある.
この時期に光凝固法や冷凍凝固法を処置すると進行を止めることができる。
血管閉塞による低酸素状態に反応して生じる新生血管の増生が特徴的である。
虚血による新生血管の増生が今だ見られない網膜症をいう。
血管透過性の亢進により網膜に浮腫を生じる。特に黄斑に浮腫を来たすと視力低下をもたらす。
眼底画像は こちら。
基本的にレーザー光凝固法の適応とはならず、血糖のコントロールを行なうことで対処可能である。
小血管の閉鎖に反応して新生血管の増生が盛んとなる。網膜剥離を招くと失明する。
虚血を代償するために新生血管の増生が盛んとなるが、新生血管は容易に破綻して出血を生じやすい。 また新生血管は網膜表面から硝子体へ進入したり、硝子体が網膜を牽引する際に一緒に伸展させられて出血しや すい。
血管が破綻して神経線維層に急激に出血する現象。
虚血性変化。
リポタンパクの漏出病変。
眼底画像は こちら。 前網膜出血が見られるが、新生血管は明瞭ではない。 こちらの眼底写真で はしみ状出血と硬性白斑が多数見られる。
小血管の増生によって虹彩表面に前房出血 hyphema が生じる。