マズローによれば人間の欲求には低レベルから高レベルにかけて段階的な構造があるという(欲求階層説)。
食欲、睡眠欲、性欲など。
なかでも特に「自らの能力や可能性を発揮したい」という自己実現の欲求こそが、人間における最高の欲 求であるとしている。
欲求不満(フラストレーション)とは、「ある欲求の満足が阻止されることによって精神的な不安が高まること」。
内的条件によって障害が形成される場合。
合理的解決ができないとき、自分を守ろうとして無意識にとる非合理的な適応の仕方を防衛機制という。
多くの行動は欲求を充足するために実行されるものであるが、欲求が充足されないとき自分を守ろうとし て無意識にとる非合理的な適応の仕方を防衛機制という。
自我を脅かす不都合な観念や感情を無意識へと追いやることであり、もっとも基本的な防衛機制。 無意識下に抑圧できなくなると神経症として顕現することがある。
自分の失敗を自己欺瞞的に正当化すること。イソップの「狐とブドウ」の話が合理化の典型例。
欲求不満を感じさせる状況から逃れることによって自らを守ろうとする防衛機制。
行動目標がもとの目標から他の目標へと置き換えられることによって、その要求が多かれ少なかれ充足されるよう な機制。
代償の目標が特に社会的に承認された価値の高いものに向けられる場合をいう。
たとえば「勉強がダメだからスポーツに打ち込む」など。
抑圧されたものと正反対のものを意識にもつことで不安を解消しようとすること。 たとえば父親への憎悪を抑圧した息子が意識的には父親に過大な愛情を抱き,父親のために過度に献身的に尽くし たりすること。 また激しい攻撃欲求を持つ強迫神経症患者が、慇懃な態度をとる場合など。
抑圧された感情や衝動を本来の対象とは別の対象にふり向けること。 たとえば父親への憎悪を抑圧し,より安全に攻撃できる教師に向ける場合。
観念とそれに伴う感情とを分離し、たとえば「私が父を憎んでいるということは理論的には考えられま す」などと平気でいう場合のように、観念は意識において保持しているが感情は抑圧する防衛機制。 離人症に発展することがある。
自分の欲望などを抑圧し,相手になすりつけること。 たとえば浮気したい欲望を抑圧した妻が,全然浮気する気などないし,したこともない夫の浮気を非難 する嫉妬妄想。 パラノイド型精神分裂病に多く見られる。
自分が理想とする人物と自分を同一視して劣等感から逃れること。
これらの防衛機制に失敗すると不適応行動を示したり、神経症を患うことがある。